タレントの松本伊代(54)と早見優(53)で思い出されるのが、2017年1月13日に起きた「線路事件」です。
2人は、京都・嵐山にあるJR山陰線の線路に侵入して写真撮影を行い、2月10日、「鉄道営業法違反」の疑いで書類送検されたのです。
これを受けて、松本伊代の所属事務所社長で夫のヒロミ(55)が、2月12日の「ワイドナショー」に出演し、正式にコメントを発表。
「線路事件」の当該番組である「クチコミ新発見!旅ぷら」も、お蔵入りになりました。
また、松本伊代が火曜レギュラーを務める関西テレビ「よ~いドン!」では、書類送検されたことから番組の降板を検討。
ただ、同番組に関しては、今後の対応に注目されるも、そのまま続投が決定し、現在も出演しています。
そこで今回は、松本伊代と早見優が起こした「線路事件」の場所などを、まとめてみました。
松本伊代と早見優の線路事件 場所は?
早見優の同期には、中森明菜や小泉今日子、堀ちえみといった、1982年デビュー組の元アイドルたちがいます。
一方、松本伊代は、皆より1年早いデビューですが、同じ「花の82年組」と呼ばれ、早見優らと仲が良いことで知られています。
その松本伊代と早見優がテレビ番組「クチコミ新発見!旅ぷら」のロケで京都に訪れた際、無断で線路に侵入。
結果、後に、書類送検されたのです。
容疑は「鉄道営業法違反」の疑いで、京都府警右京署が2017年1月下旬に、2人から事情を聴いていました。
そもそも事の発端は、2017年1月14日、松本伊代が自身のブログに、早見優と一緒に線路上で写った写真を投稿。
ブログの文面に「京都 竹林の道の途中 踏切で優ちゃんとパシャリ」「その瞬間踏切が鳴り 慌てて逃げる2人!」などとつづったのです。
すると、読者から「不適切」などと、批判するコメントが寄せられ、たちまちブログが炎上。
松本伊代は、翌日にブログで謝罪と記事を削除。
同日、早見優もブログを更新し、謝罪したのです。
なお、問題の写真が撮影されたのは、ロケ2日目のことでした。
番組スタッフが準備のために、次のロケポイントに移動していたところ、現場には、松本伊代と早見優と事務所関係者だけ残っていたのです。
そして、線路写真を撮った場所ですが、ここは嵐山の世界遺産・天竜寺の近くで、京都市右京区嵯峨野々宮町の「竹林の道」というところです。
竹林の道を抜けるまでにJR山陰線が横切っており、2人はその線路内に、無断で立ち入ってしまったのです。
(線路事件の場所)
※2人が写っているところと同じ場所
鉄道営業法違反の罰則
松本伊代の所属事務所社長で、夫のヒロミは、ブログの炎上後、ノーコメントを貫いていました。
早見優の所属事務所側も、「現在処分を待っている状態なので、処分が決定するまでコメントは控えさせていただきます」、「仕事も変わらず続ける予定です」とコメント。
しかし、書類送検されたことを受け、ヒロミが2月12日の「ワイドナショー」に出演し、「線路事件」に関して正式に謝罪したのです。
今回のように鉄道の線路内への侵入は、「鉄道営業法」のほか、「往来妨害罪」や「不法侵入」に当たることもあります。
過去には、電車を間近で撮影しようと線路内に立ち入った男性が逮捕されたケースも。
2人は逮捕されなかったものの、書類送検されているので犯罪を犯したことになります。
ただ、予想通り、2人は不起訴処分(起訴猶予)になりました。
不起訴になった理由について、京都地検は「踏切の通路からすぐ脇に立ち入ったにとどまり、電車の往来への支障は生じていない。反省もしている」と説明。
仮にもし、鉄道営業法違反の罪が成立していれば、科料1万円未満以下の罰則。
電車ではなく新幹線の線路内であれば、「新幹線特例法」が適用され、1年以下の懲役または5万円以下の罰金に処罰されます。
松本伊代 よ~いドンも降板?
松本伊代と早見優がロケをした番組「クチコミ新発見!旅ぷら」は、2月に放送予定でしたが、お蔵入りになることが決定。
しかも、当該番組は、「JR西日本」がスポンサーになっていました。
くしくも、松本伊代と早見優が侵入したのも「JR西日本(山陰線)」の線路だったのです。
また、松本伊代が関西でレギュラーを務める番組「よ~いドン!」は、書類送検されたことを受け、以降の出演については「検討中」とコメント。
当事者の松本伊代は、火曜日のレギュラーとして出演。
ブログ炎上後も通常通り出演し、“騒動”については言及することはありませんでした。
そして、不起訴となった現在も、「よ~いドン!」を降板していません。