ジェイミークロス監禁 ジェイクパターソンが誘拐した動機や判決は?

徳永有美アナの画像 事件

アメリカ・ウィスコンシン州バロン郡で起きた13歳少女の誘拐・監禁事件を、土曜プレミアム「目撃!超逆転スクープ」で特集するようです。

 

ウィスコンシン州はアメリカ中西部の北側に位置していて、映画「タイタニック」の主人公、ジャック・ドーソンの出身州にもなっています。

 

事件が起きたバロン郡の人口は5万人足らず。

 

白人の割合が高く、治安もそこそこ良いとされています。

 

しかし、今から2年前の2018年10月15日、ジェイミークロス(当時13歳)が銃を持った男に誘拐された後、88日間監禁されていたのです。

 

犯人は、当時21歳のジェイクパターソンという男で、誘拐したジェイミークロスと面識はありませんでした。

 

それでも、最終的に監禁されていたジェイミークロスが脱出に成功し、犯人のジェイクパターソンが逮捕されて事件は解決しています。

 

そこで今回は、「ジェイミークロス監禁事件」の動機や、ジェイクパターソンの判決などについてまとめてみました。

Sponsored Link

ジェイミークロス監禁事件

アメリカで起きた少女誘拐・監禁事件の中でも、「ジェイミークロス監禁事件」の犯人・ジェイクパターソンは、残虐な手口で犯行に及んでいます。

 

当初、ジェイクパターソンは、スクールバスに乗るジェイミークロスを見かけてからストーカー行為を開始。

 

そして、2018年10月15日、ついにジェイミークロスの自宅まで押し掛け、犯行に及んだのです。

 

自宅に押し掛けたジェイクパターソンは、まず最初に父親のジェームズクロスさん(56)を殺害。

 

次に母親のデニースクロスさん(46)の命を奪ったのでした。

 

邪魔者を消したところで、娘のジェイミークロスを車のトランクに押し込み誘拐。

 

そのまま約120キロ北にある、自分の自宅まで車を走らせたのです。

 

そこからジェイミークロスの88日間監禁が始まります。

Sponsored Link

ジェイミークロスの監禁から脱出まで

誘拐後、犯人のジェイクパターソンは、人に見つからないよう、ジェイミークロスを自宅のベッドの下に閉じ込めていました。

 

さらに、逃げられないよう、ベッドの脚に重しをつけるという小細工までしていたのです。

 

ジェイクパターソンの画像

 

それでもジェイミークロスは、監禁されている間、なんとか脱出する方法を探していました。

 

そして、監禁から88日目の2019年1月10日正午、事件が急展開を迎えます。

 

ジェイミークロスは、ジェイクパターソンが留守にしている間、隙を見て逃げ出すことに成功したのです。

 

脱出に成功した後は、散歩中だった隣人に救助を要請。

 

助けを求められた隣人は、ジェイミークロスが行方不明になっていることをニュース知っていて、顔も覚えていたため、保護したのでした。

 

同時に隣人は警察に通報。

 

犯人のジェイクパターソンは後日逮捕されると、あっさり自白したのです。

 

そして、この誘拐・監禁事件解決の一報は、全米に大きく報じられたのでした。

ジェイクパターソンの動機と判決

犯人のジェイクパターソンは、ジェイミークロスの父親・ジェームズクロスさん、母親のデニースクロスさんと顔見知りでした。

 

ただし、顔見知りといっても、3年前に1日だけ、被害者夫婦が働く七面鳥の加工工場で一緒になっただけだったのです。

 

なので、ジェイミークロス誘拐の動機は、両親が憎かったということはあまり考えられません。

 

やはり、娘のジェイミークロスに好意を抱いて、自分のモノにしたかったというのが犯行の動機だったのでしょう。

 

また、ジェイクパターソンの判決ですが、誘拐・監禁されたジェイミークロスは裁判には出席していません。

 

しかし、判事に対し、犯人に対する終身刑を要請していたということです。

 

一報、ジェイクパターソンの弁護士は判事に対し、情状酌量を訴えていたといいます。

 

まあ、それが弁護士の仕事なので当然ですが、実際の裁判ではどのような判決が下されたのでしょうか。

 

ジェイクパターソンに下された判決は、父親と母親に対する殺人罪は2件とも終身刑。

 

ジェイミークロスに対する監禁罪は、40年の禁固刑が言い渡されたのです。

 

結局、判決は終身刑だったわけですが、なぜ2人の命を奪ってもこんなに軽いのかというと、法律です。

 

犯行現場のウィスコンシン州では、死刑は認められていないため、1番重いのが終身刑。

 

そもそもアメリカは、死刑判決が多い国で知られていますが、死刑を廃止した州もけっこうあるのです。

 

現在、日本も含め世界中で議論が繰り広げられ、死刑を廃止している国が増加しています。

 

☆アメリカで死刑を廃止している州

・アイオワ
・アラスカ
・ウィスコンシン
・ウエストバージニア
・ニュージャージー
・ニューメキシコ
・ニューヨーク
・ノースダコタ
・ハワイ
・バーモント
・マサチューセッツ
・ミシガン
・ミネソタ
・メイン
・ロードアイランド

☆1976年以降、死刑執行していない州

・アイダホ
・イリノイ
・オレゴン
・カンザス
・コロラド
・ニューハンプシャー
・ネブラスカ
・ワイオミング

Sponsored Link