小杉美穂は中勝美(わらび)が犯人?生い立ちや携帯ブログは?2024最新

事件

☆この記事はこのような人におすすめです。

・「舞鶴女子高生殺害事件」の被害者・小杉美穂さん(当時15)の死因を知りたい。

・小杉美穂さんが利用していた携帯のブログについて知りたい。

・犯人とされた中勝美の生い立ちや死因を知りたい。

・中勝美の前科や「長岡京わらび採り殺人事件」の関与について知りたい。

 

2008年5月に小杉美穂さんが殺害された「舞鶴女子高生殺害事件」は、現在も犯人は逮捕されていません。

 

過去には、この未解決事件を検証するため、元FBI捜査官や霊視・透視能力者がプロファイリングして犯人像に迫っていますが、解決しませんでした。

 

ただし、「舞鶴女子高生殺害事件」は、1度犯人が逮捕されています。

 

事件の容疑者として逮捕されたのは、中勝美という人物。

 

しかし、証拠が不十分なのと、弁護士の力で逆転無罪を勝ち取って釈放されているのです。

 

そこで今回は、ほんとうに中勝美は「舞鶴高1女子殺害事件」に関与していないのか。

 

また、真犯人がいるなら誰があやしいのかについて調査してみました。

Sponsored Link

犯人は中勝美でわらび事件も関与?

「舞鶴女子高生殺害事件」は、被害者の小杉美穂に周辺とのトラブルが無かったため、捜査は難航。

 

しかし、事件から半年後の11月、ようやく事件に動きが見え始めました。

 

警察は、小杉美穂さんとみられる女性といっしょに防犯カメラに映っていた人物と似ているとして、遺体発見現場近くに住む中勝美(当時60)を容疑者と断定。

 

とりあえず別件の窃盗容疑で逮捕し、その後、小杉美穂さん殺害の犯人としても逮捕しようとしたのです。

 

(中勝美)
中勝美の画像

 

そもそも、この中勝美という人物は、刑務所を何度も入ったり出たりしていた前科持ち。

 

25歳の1973年には、滋賀県草津市内で同棲していた同じ年のホステスと、女性の兄を出刃包丁で刺殺し、懲役16年の実刑判決を受けています。

 

ただし、2人も殺しているにもかかわらず、たったの12年で仮釈放。

 

出所後も強制わいせつ罪と、傷害罪で懲役6年を受けていますし、2001年11月に殺害された新谷茜さん(当時18歳)の「舞鶴高3女子殺害事件」でも警察が犯人としてマークしていました。

 

他にも、無銭飲食や窃盗の常習犯で、1979年5月23日に京都府長岡京市の山中で主婦2名が殺害された「長岡京わらび採り殺人事件」も犯人では?とウワサされたほど、中勝美は要注意人物だったのです。

 

とうぜん、「舞鶴高1女子殺害事件」にしても、中勝美が犯人だと誰しもが思ったのですが、犯人と断定できる証拠が出てこなかったため、最高裁で無罪に。

 

ちなみに、この裁判で弁護を務めたのは、小坂井久弁護士と遠山大輔弁護士です。

Sponsored Link

中勝美の生い立ちと死因

「舞鶴女子高生殺害事件」の犯人と思われた中勝美は、2014年7月に無罪が確定。

 

その後は大阪の西成区でアパートを借りて、生活保護を受けていたそうです。

 

しかし、無罪確定からわずか4ヵ月後の11月、38歳女性が経営する大阪市北区のホテルに侵入。

 

隠し持っていたナイフで女性を刺して、殺人未遂容疑で現行犯逮捕されたのです。

 

この事件で、中勝美は懲役16年が言い渡され(求刑懲役25年)大阪刑務所に服役していましたが、その後体調を崩し、医療刑務所に移送。

 

2016年7月11日に医療刑務所内で死亡したそうです。(死因は病死)

 

そんな中勝美の生い立ちですが、出身は京都府舞鶴市で、父親は元警察官。

 

しかし、小さい頃に両親が離婚して母親に育てられたといいます。

 

高校は地元の高校へ進学するも、間もなく、母親が再婚。

 

このことをきっかけに荒れてしまい、高校を中退しています。

 

その後は、脅迫と恐喝の罪で少年院送りに。

 

少年院退所後は、京都や大阪で自動車整備工や警備員、飲食店でまじめに働きながら生計を立てていましたが、25歳の時に同棲していたホステスと女性の兄を殺害。

 

出所後、1990年に20歳年下の女性と舞鶴で結婚したようですが、長く続かずに離婚しています。

 

また、そのときにできた子供が女の子で、被害者の小杉美穂さんとは仲が良かったのだとか。

 

そういった関係もあって、小杉美穂さんは中勝美と顔見知りだったということです。

小杉美穂さんの死因

「舞鶴女子高生殺害事件」の被害者は、京都府舞鶴市に住む小杉美穂さんで、当時は府立東舞鶴高校浮島分校(定時制)の1年でした。

 

小杉美穂さんは、2008年5月6日の22時~24時の間に自宅を出たあと帰宅せず。

 

8日の午前8時45分頃、自宅から約7キロ離れた舞鶴市朝来中(あせくなか)の朝来川南側の雑木林で、遺体として発見されたのです。

 

小杉美穂さんの死因は、鈍器で顔や頭を何度も殴られたことによる失血死で、遺体には土や枯れ葉がかけてあったといいます。

 

しかも、土の中に埋められる時にはまだ息があり、その後に死亡したことが司法解剖結果で判明したのでした。

 

(被害者の小杉美穂さん)
舞鶴高1女子殺害事件の被害者の画像

 

それにしても、なぜ小杉美穂さんは夜遅くに外出したのか?

 

誰かに会うためにしても、15歳の女の子が1人で出歩くのは危険です。

 

そこで母親の証言なのですが、5月6日は夕食後、1階にあるリビングでいっしょにテレビを見ていたそうです。

 

その後、母親は22時くらいにうたた寝してしまい、目が覚めたのが24時くらい。

 

そのとき、美穂さんは見当たらなかったので、2階に上がったのだと思い、そのまま寝てしまったそうです。

 

そして、朝6時半くらいに起きると、美穂さんがいないことに気がついたということです。

小杉美穂さんの家族

「舞鶴女子高生殺害事件」の被害者・小杉美穂さんは母子家庭だったようです。

 

両親が離婚した後、母親の春美さんと兄の3人家族でしたが、美穂さんが小学2年のときから母親に内縁の夫がいて、その人が父親代わりになっていたといいます。

 

また、小杉美穂さんは、中学時代に不登校でひきこもりだったという報道もされていました。

 

東舞鶴高校浮島分校に進学したのも、こじんまりとした雰囲気が気に入ったから。

 

しかし、高校に入ってからも学校を休んでいたそうです。

 

ただ、高校を休んでいたのは、母親の内縁の夫が亡くなったのが理由のようです。

 

父親代わりだった内縁の夫と美穂さんは仲が良かったらしいのですが、事件があった年の4月8日、帰らぬ人に。

 

そのことが原因で体調がすぐれず、学校を休んでいたということです。

小杉美穂さんの携帯のブログ

事件後の裁判で母親が証言した内容と、報道されていたことに少し食い違いがありました。

 

母親は、小杉美穂さんの性格を「おとなしくて、人見知り」、「ひぐらしのなく頃にが好きで、漫画を描いたりしていた」。

 

また、夜に外出したことについては、「初めてだった」と証言しています。

 

一方、報道では、小杉美穂さんは「休日にギターを弾いていて、バンドを組む相手を探していた」と、活発な一面を持っていることを報じているのです。

 

さらに、当時流行っていた「モバゲー」や「グリー」といった携帯のブログをやっていたので、よく携帯をいじっていたことがあったそうです。

 

ただ、そのブログは無くなっていて、現在見ることはできませんが、警察に補導されたことや、深夜に出歩いていたことなども書かれていたのだとか。

 

そして、事件に巻き込まれた日も外出先から携帯でブログを更新。

 

ガソリンスタンドの近くにあった工事現場の赤色灯を、携帯のカメラで撮影して「イェイ!発見」と、ブログに書きこんでいたのです。

小杉美穂さん殺害事件の真犯人

警察は当初、小杉美穂さんの交友関係を捜査すると、犯人を逮捕できると考えていたようです。

 

しかし、友人らへ聞き込みしても有力な情報が得られず。

 

さらに、美穂さんの携帯電話の通話やメールの記録からも犯人には結びつかなかったのです。

 

結局、「舞鶴女子高生殺害事件」は、中勝美が無罪になったため、いまだ犯人を逮捕できずに未解決のまま。

 

早急に真犯人を探し出して逮捕しなければならないのですが、中勝美は無罪が確定する前、大阪拘置所の中でこう仲間に話したそうです。

『本当はオレが殺ったんや。ほんまは殺っとんねん。オレはあの子に顔見られたからな。(凶器の)バールを埋めたのは警察が捜索した場所とは山ひとつ違う場所やから、捜しても絶対わからんよ。それに(DNA鑑定しても)何も出てこん』

 

もし、この話が本当なら、やっぱり中勝美が犯人だったことになります。

 

一方で、防犯カメラの映像に映っている男のことを考えると、真犯人が別にいる可能性も残っているのです。

 

というのも、防犯カメラには2パターンの映像があって、どちらも同一人物とのこと。

 

・小杉美穂さんに似た女性と、黒い服を着て自転車を押す男が一緒に歩いている映像。

 

・1人で歩く小杉美穂さんに似た女性を、自転車に乗った男が猛スピードで追いかける映像。

 

問題は自転車の方で、時速16キロから20キロ程度出ていたそうです。

 

あるデータによると、高齢者の自転車の平均時速は11キロ、成人・学生が15キロ。

 

当時60歳だった中勝美が、時速16キロから20キロという速さで自転車を走らせることが出来たのかに疑問が残っているのです。

 

では、他に真犯人がいるなら、一体誰が小杉美穂さんを殺害したのか。

 

これは中勝美を容疑者とする前のことらしいのですが、警察は当初、2人の男を犯人としてマークしていたそうです。

 

1人は、小杉美穂さんが最後に電話した女友達の兄。

 

あと1人は、同年代の高校生です。

 

どちらも、小杉美穂さんが小学校のころまで住んでいた舞鶴市朝来中に自宅があり、遺体発見現場の近くでもあったようです。

 

なので、警察は美穂さんと会っていた可能性があるとみて、捜査していたと思うのですが、結局、2人にアリバイがあったのか、逮捕することはありませんでした。

 

はたして、ほんとうに真犯人はいるのでしょうか。

 

早く事件が解決するのを祈るばかりです。

Sponsored Link