介良事件は灰皿だった?高知UFOの場所とその後は?(2024最新)

介良事件のUFOの画像 事件

☆この記事はこのような人におすすめです。

・高知県でUFOを捕獲した「介良事件」の場所を知りたい。

・介良事件のその後を知りたい。

・介良事件の真相を知りたい。

 

1972年(昭和47年)9月、高知県でUFOを捕獲するというウソみたいな体験をした中学生たちがいました。

 

この事件は、高知市の介良(ケラ)という場所で起きたので、「介良事件」と呼ばれています。

 

UFOを捕獲したのは、地元の中学1年生2人と中学2年生7人の計9人。

 

それと、大人2人の目撃者がいたわけですが、ほんとうに少年たちはUFOを捕獲したのでしょうか?

 

当時はUFOブーム真っ只中ということもあり、虚言だった可能性もあります。

 

そこで今回は、介良事件の真相として、UFOを捕獲した場所や、少年たちのその後について調査してみました。

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介良事件の場所

介良事件が起きた場所は、高知駅から東へ車でおよそ20分行ったところの高知市介良町。

 

この場所は当時、新興住宅と田んぼとが隣り合わせになっていたようです。

 

また、実際に少年たちが円盤状物体を捕獲したのは、9月15日ですが、一番最初に発見したのは8月下旬からだとか。

 

瀬尾少年、森少年、小島少年という名前の中学生たちが、銀色の円盤状物体をゴルフ場手前の田んぼで目撃することになります。

 

介良事件の場所の画像

 

このとき中学生たちは、田んぼで光っている物体を見つけると、近づいて石をぶつけたりしたといいます。

 

すると、謎の物体がちょっと動いたので、怖くなり帰宅。

 

2、3日後、今度は藤原少年を加えた4人が、再び草の上で浮かんでいる謎の物体を発見することになるのです。

 

ただ、2度目の発見は、前回と違う場所だったとか。

 

このとき発見した円盤は、不気味に左回転しながら底の部分と、フチから不思議な光を放っていたといいます。

 

しかも、襲ってくるような気がして、恐ろしくなりあわてて逃げ帰ったそうです。

 

それでも中学生たちは、次の日、発見した場所まで様子を見に行きます。

 

すると、UFOらしき物体はそのままの状態だったとか。

 

結局、少年たちは、そのまま家に持ち帰って保管することにしたそうです。

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介良事件の真相

別名「高知UFO事件」と呼ばれる介良事件ですが、結論を言うと、真相はいまだ不明のままです。

 

ただ、UFOらしき物体を発見した中学生が家に持ち帰り、写真を撮ろうとしたらしいのですが、なぜかシャッターが押せなかったそうです。

 

仕方ないので、みんなでスケッチを書くことになり、持ち帰ったUFOを計測することにします。

 

UFOは、高さ約10センチで、ツバ部分の直径はおよそ18.5センチ。

 

重さは1.3キロほどで、表面は銀色でざらざらし、山高帽のような形をしていたといいます。

 

さらに、裏側を見ると、中心部分には細かい穴がいくつも開けられていたということです。

 

 

そして、今度は無理やりこじ開けようとするも、全然開けられない。

 

次に金づちで叩いてもビクともしないし、ヘこみもしなかったそうです。

 

また、ノコギリ持ってきて開けようとするも、傷ひとつつかない。

 

しまいには、電子レンジに入れてみたそうなのですが、母親に怒られたため、断念したということです。

 

結局、色々いじくるも、円盤物体の正体は謎のまま。

 

そこで今度は、開いている穴に針金を通して逆さにぶら下げると、一瞬、底のフタが開いたそうです。

 

しかし、すぐ「パターン」と閉まったので、また開くのを待っていたといいます。

 

すると、しばらくして再び開いたので、試しにそこから水を入れてみると、綿みたいなものが沸いてきて、またフタが閉まったそうです。

介良事件(高知UFO)の正体は灰皿?

中学生がUFOらしき物体に水を入れたとき、ラジオの部品のようなものが見えたといいます。

 

また、中から「ジー」という音を立てているのも聞こえてきたそうです。

 

結局、この機械のような物は、少年たちがこれまで見たこともないような謎の物体でした。

 

そのため、全く訳が分からなくなり、今度は学校の先生に見せることになります。

 

すると、先生は、謎の物体を見て「これは、たばこ盆かも?」と言ったそうです。

※たばこ盆(たばこぼん)とは、火入(ひいれ)、灰吹(はいふき)、煙草入(たばこいれ)、煙管(きせる)、香箸(こうばし)など、喫煙具一式を納めておく道具のこと。

 

南部鉄器の灰皿画像

 

また、昔使われていた底が深い灰皿だけのことも「たばこ盆」と言います。

 

先生は、この灰皿だけのことを指して言っていたのでしょうか?

 

確かに昔の底が深い灰皿は、陶器や金属の鋳物(いもの)で作られていました。

 

南部鉄器の灰皿(たばこ盆)も、直径や高さが少年たちの捕獲した物体にそっくりです。

 

しかも、南部鉄器の灰皿の裏フタの部分には、灰を落とすための穴や飾り模様が付けられています。

 

生徒に見せられた先生が、UFOらしき物体を「たばこ盆」と思うのも無理はありません。

介良事件のその後

中学生たちが捕獲したUFOらしき物体は、「灰皿(たばこ盆)」もしくは、「リモコンの機械」だった可能性があります。

 

物体を見た先生もUFOなんかじゃなく、子供のいたずらだと思い、その後はほったらかしにしていたそうです。

 

では、介良事件のその後はどうなったのでしょうか?

 

まず、捕獲した物体ですが、結論を言うと、消えてどこかに行ってしまったそうです。

 

少年たちは、その後も謎の物体で遊んでいたらしいのですが、気が付けば消える。

 

それでまた発見して、捕獲の繰り返しだったようです。

 

そして、最後は友達の家に自転車で行く際、ビニールの中に入れて手に縛り付けていると、途中で手が「フッ」と上に上がって、そのまま消えてしまったとか。

 

以来、UFOはどこにも出てこなくなったといいます。

 

結局、この介良事件は、マスコミに取り上げられ、UFO研究家の矢追純一氏も現地調査に乗り出すほど、一時はちょっとした騒動になったそうです。

 

しかし、確たる証拠がつかめないまま、現在に至ります。

 

また、当時の関係者たちについてですが、現在、介良事件のその後についてはほとんど聞かれません。

 

目撃者者となった少年たちも、事件が過ぎた後、普通の人生を歩んでいるとか。

 

1人の少年は、地元で社会科の教師となり、また違う少年は、やきとり屋を営んでいるといいます。

 

ただ、少年たちの中には、UFOのことを聞かれたとき、どうしても話そうとしない態度を取る者もいるようです。

 

物体が発見された高知市介良町も、事件を観光資源にする様子はなく、騒動は遠い昔の語り草となっているのです。

 

やはり、介良事件の真相は、この先明らかになることはないのかもしれません。

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