☆この記事はこのような人におすすめです。
・2017年1月11日に放送されたドラマ「愛を乞うひと」のキャストを知りたい。
・ドラマ「愛を乞うひと」に出演していた子役について知りたい。
・ドラマ「愛を乞うひと」の原作やあらすじを知りたい。
「愛を乞うひと」は、下田治美原作の同名小説をドラマ化し、篠原涼子が一人二役を演じて話題になりました。
また、原作の「愛を乞うひと」は、1998年に平山秀幸が監督を務め、原田美枝子を主演に映画にもなっています。
なお、ドラマ版は映画の助監督を務めていた谷口正晃が監督を務め、リメイクしたものになります。
そんな本作は、母親から折檻を受け続けたヒロインが、「家族の絆」を訴える作品。
篠原涼子の幼少期時代をNHK連続テレビ小説・『あさが来た』で、白岡あさの幼少期役を演じた子役の鈴木梨央(当時11歳)が
演じています。
そこで今回は、下田治美の小説が原作となったドラマ「愛を乞うひと」のあらすじをネタバレするとともに、キャストなどについてまとめてみました。
愛を乞うひと(ドラマ)の子役は鈴木梨央
ドラマ「愛を乞うひと」は劇中で台湾を訪れることから、夏頃に台湾ロケを敢行しています。
また、篠原涼子は自分の娘役を演じた広瀬アリスについて、このような印象を明かしています。
「彼女自身もサバサバしたタイプ。私もそうなので、話していてすごく楽しかったです。歳も離れているのに、ちゃんと私に合わせてくれるところとか、大人な感じも持っています」。
そんな篠原涼子は、娘を虐待する母親と、その娘の30数年後という1人2役に挑戦。
その照恵の幼少期を演じたのが、人気子役の鈴木梨央なのです。
篠原涼子は、虐待する娘役を演じた鈴木梨央とのシーンについてこのように明かしていたそうです。
「彼女もプロフェッショナルなので、(虐待のシーンでは)下手に優しくすると、彼女自身の気持ちがなよってしてしまうんじゃないかと思って、あえて優しくはしなかったです。」。
ちなみに娘役を演じた鈴木梨央といえば、auのCM・おとくちゃん役でお馴染みの子役で、日本史上最年少の主演女優としてカンヌデビューを果たしています。
このドラマに対して鈴木梨央は「憧れの篠原さんと共演できて良かった」と話していた一方で、篠原涼子は鈴木梨央に「撮影ではあんなにひどいことをしたのに。無理やり言ってない?大丈夫?」と語りかけていたといいます。
愛を乞うひと(ドラマ)の原作とキャスト
下田治美の小説「愛を乞うひと」は、原作を元に漫画化や映画化、そしてドラマ化と、あらゆる分野で用いられてきました。
1998年には、原田美枝子が主演で映画版が制作され、モントリオール世界映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したほか、日本アカデミー賞では作品賞をはじめ8部門を受賞しました。
今回、リメイクされたドラマ版は映画版と比べ、あらすじ自体にさほど変更はありませんが、キャストに一部変更がみられます。(ドラマ版は映画版の登場人物より少ない)
■山岡 照恵/陳 豊子 – 篠原涼子
■山岡 深草 – 広瀬アリス
■陳 照恵 – 鈴木梨央
■許 育徳 – 杉本哲太
■和知 武則 – ムロツヨシ
■山岡 裕司 – 平山浩行
■中島 武人 – 寺島進(友情出演)
■和知 三郎 – 豊原功補
■許 はつ – 木村多江
■陳 文英 – 上川隆也
愛を乞うひと(ドラマ)のあらすじをネタバレ
ドラマ「愛を乞うひと」の原作は、下田治美の同名小説で、1998年に公開された原田美枝子主演の同名映画のリメーク版となります。
幼少期に母親から虐待を受けたヒロインが、数十年の年月を経てその過去と向き合う姿を描いています。
物語のあらすじを少しネタバレすると、照恵(篠原涼子)は夫を亡くし、娘の深草(広瀬アリス)と2人で暮らしてきました。
ある日、照恵の生き別れた義弟の武則(ムロツヨシ)が逮捕されます。
彼との面会を機に照恵は”母からの虐待”を思い出し、深草に全てを語り始めるのでした。
照恵は台湾人の父、文英(上川隆也)によって、母の豊子(篠原=2役)から引き離されます。
父の死後、児童養護施設に預けられた照恵は母に引き取られ、新しい父の中島(寺島進)と彼の息子の武則と出会うのでした。
やがて中島と別れ、3番目の父、和知(豊原功補)のもとに行きますが、母のせっかんは日々ひどくなっていきます。
照恵は深草の勧めで、亡くなった父を弔い、遺骨を捜す旅に出るのでした。
深草と旅を続ける中、照恵は知らなかった母の真実と向き合うことになります。
以上が少しネタバレになったのですが、主演の篠原涼子は、娘を虐待する母親と30数年後の娘の1人2人役に挑戦しています。
しかも、今回は7年半ぶりにスペシャルドラマ出演となりました。
一方、原田美枝子が主演で作られた映画版は、その年の映画賞を席巻するほどの評価を受け、紛れもなく90年代を代表する最高の日本映画となったのです。
なので、篠原涼子は原田美枝子が演じた役を務めることについて、このようなコメントを残しています。
「この作品を10年前に拝見して、その時にすごく興味を持っていて、いつかやりたいと夢に抱いていたのが、今、挑戦することになって、とてもいい経験をさせていただいています」。
そしてドラマが放送されたわけですが、普通リメイクされると言われれば、多少不安を抱いてしまうこともあります。
しかし、そんな心配もよそにドラマの方も良くできていたと思います。