ジュディオングは、台湾出身の多才な芸術家です。
歌手としては、1979年に大ヒットした「魅せられて」で日本レコード大賞を受賞。
女優としては、台湾映画で二度の主演女優賞を獲得しています。
しかし、彼女の人生は決して順風満帆ではありません。
若い頃は「卵巣のう腫」を患っていることが判明。
そして夫との離婚。
最近で言うと「ペットロス症候群」になっていることを告白しています。
そこで今回は、ジュディオングの若い頃や元夫、娘(子供)などについて簡単にまとめてみました。
ジュディオングの病気と若い頃
ジュディオングは、病気や離婚などの困難にもめげずに、自分の夢を追い続ける強い女性です。
彼女は、現在も台湾と日本の両国から愛されるアーティストなのですが、若い頃はどのような人生を歩んでいたのでしょうか。
ジュディオングは1950年、出生名「翁倩玉」として台湾・台北市に誕生。
若い頃から歌手・女優・版画家として活躍しています。
そんなジュディオングが木版画に魅せられたのは、25際の頃だったとか。
偶然出会った木版画に魅せられ、棟方志功門下の版画家・井上勝江氏に弟子入りを懇願。
そして、版画家として、日展や白日会展で数々の入選や受賞を果たしています。
また、病気に関しては、人気絶頂だった21歳の時、「卵巣のう腫」に襲われています。
判明したきっかけは、テレビ番組の本番直前に突然貧血に襲われ、病院に行くと「卵巣のう腫」と診断されたのだとか。
この時、卵巣は直径10㎝以上になっていたそうです。
卵巣は感覚神経があまり通っていないため、悪化しないと発見しにくいといいます。
ジュディオングは慢性的な睡眠不足が原因で「卵巣のう腫」を発症し、片方の卵巣を切除したのです。
しかも、今度は手術を終えた直後に謎のじんましんと呼吸困難に襲われることになります。
そのときの症状は、抗生物質が体に合わずに起こるクロマイショックだったそうです。
身体の内部にまでじんましんが発生し、退院までに3ヶ月かかったようですが、その後は無事に復帰。
しかし36歳のときに「卵巣のう腫」が再発し、卵巣の一部を切除しています。
「卵巣のう腫」は20~40代の女性患者で2番目に多い病気。
近年患者数が増加しているという「卵巣のう腫」は、卵巣の中に液体が溜まり腫れて腫瘍になります。
さらに腫瘍が破れると、中の液体が腹部に広がり、炎症を起こして死に至るケースもあるのだとか。
卵巣のう腫は「子宮内膜症」・「子宮筋腫」と並んで三大婦人病と呼ばれ、三大婦人病は5人に2人が抱えている病気なのです。
ジュディオングの夫と娘(子供)
ジュディオングの夫は、鈴木洋樹氏という人物です。
ですが、離婚しているので、正式には元夫ということになります。
ちなみに離婚した元夫の鈴木洋樹氏の職業は、日本の美術商。
ヒロ・ヤマガタ、笹倉鉄平などの作家を世に送り出したことでも有名です。
また、知り合ったきっかけですが、ジュディオングは版画家としても活動していたため、その関係で出会ったのだとか。
そして1992年に結婚し、1997年に離婚しています。
なお、ジュディオングに娘(子供)がいるとの噂がありますが、実際はどうなのでしょうか。
結論から言うと、娘(子供)はいません。
ジュディオングが鈴木洋樹氏と結婚したのは42歳の時。
もし子供ができたとしても、高齢出産になることを考慮したのかもしれません。
ジュディオングがペットロス症候群に
ジュディオングは音楽や版画だけでなく、チャリティ活動や文化交流にも積極的に参加しています。
一方、私生活の方では、愛犬家としても有名。
そんなジュディオングは現在、ウェスト・ハイランド・ホワイトテリア(通称ウエスティ)を4匹飼っています。
しかし、本来ならもう1匹いるはずだったとか。
いるはずだったのは同じ犬種のウエスティで、名前はパール。
犬が好きすぎるジュディオングは、2003年10月~2004年6月までの間、当時飼っていた愛犬・パールと『ジュディとパールの犬と歩けば』という番組まで作っていたのです。
その我が子のように可愛がっていたパールを突然亡くしたことで「ペットロス症候群」に。
パールの命日は1月28日。
その日、ジュディオングはツイッターで花と好物のクッキーにチーズを乗せて、みかんと一緒にお供えしたことを報告。
いつまでも愛犬を思う気持ちは、現在も薄れていません。
ちなみに、大好きなペットを亡くして「ペットロス症候群」に陥ることはよくあること。
ジュディオングもそのうちのひとりです。
ペットを亡くすと、様々な精神疾患が起きます。
この症状は、ペットと共に過ごす事によって培われた深い愛着・愛情が、突然訪れるペットの死によって行き場をなくして引き起こされる。
それに、程度については個人差もあります。
たとえば、子育てを終えた熟年夫婦にとっては、ペットが我が子同然の存在になっていることもあり、ペットを失ったショックは大きいでしょう。
ジュディオングが陥った「ペットロス症候群」の症状は、相当なものだったに違いありません。