全国の大家族に密着する番組で特集されたのは、熊本に住む5男5女の大家族・尾崎家と、奈良に住む6男3女の大家族・吉川家。
奈良に住む吉川家は、以前にも番組が取り上げていますが、熊本に住む尾崎家は、この時が初めてだったようです。
ただし、尾崎家に関しては、三男を熊本地震の避難中に出産したこともあってか、週刊誌や新聞社、ネットニュースなどが話題として取り上げていました。
そのため、少しだけ情報が載っていますので、分かる範囲で尾崎家のことを紹介したいと思います。
大家族 尾崎家の三男は被災後に誕生
熊本県益城町宮園の大家族・尾崎家は、2016年の熊本地震で住んでいたアパートが倒壊し、仮設住宅への入居を余儀なくされました。
地震当日の4月14日、尾崎家では長女の綾音(あやね)ちゃん、次女の沙彩(さあや)ちゃんは勉強中。
ほかの兄弟や、父親の善隆さん、母親の清美さんらも、そろってリビングにいたそうです。
そんな日常の中で、震度7の激震が襲ったのです。
とつぜんの地震発生に、一家はみんなで助けあって懸命に避難し、なんとか難を逃れることに。
徒歩でたどり着いた先は、近くの駐車場だったそうです。
そこで一夜を過ごした尾崎家でしたが、妻の清美さんは妊娠中で、いつ産まれてきてもおかしくない状況。
出産予定は27日で、清美さんは「無事に生まれてきてほしい」と、ずっと祈っていたといいます。
しかし、気が休まることなく、16日未明に本震がやってきたのです。
翌日になって一家は、近くの避難所を訪れますが、人がいっぱいで入れず。
仕方がないので、東区の県民総合運動公園に移動し、車中泊を続けたといいます。
そして、ようやく地元にある益城幼稚園が避難所になったため、一家で移動。
(被災地訪問の紗栄子と益城幼稚園で記念写真)
出典元:紗栄子インスタ
22日の昼すぎ、清美さんの陣痛が始まるのですが、通院していた益城町内の病院は断水で出産できず。
病院側が手配した東区の熊本赤十字病院へ、夫の善隆さんの車で向かったのです。
その時に誕生したのが、8人目の子供・三男の未来くんでした。
未来という名前は、父方の母である祖母の川野康代さんが付けたのだとか。
名前の由来は、「震災が起こったけれど、一歩ずつ明るい未来を切り開く」。
そんな思いが込められて、三男には未来と名付けられたということです。
大家族 尾崎家の長女と次女の現在
三男の誕生後、尾崎家は仮設住宅を申請して移り住むことになります。
ところが、仮設住宅への入居は原則2年。
あと1か月で出なければならないので、大家族で住める引っ越し先を探さないといけません。
その後の様子を番組で密着したようなのですが、妻の清美さんは再び妊娠中だったとか。
しかも10人目だったそうです。
震災時、尾崎家の子供は7人で、三男誕生で8人に。
ということは、9人目をすでに産んでいたことになり、誕生したのは男の子ということになります。
そんな尾崎家の家族構成は、現在、父親の善隆さんと妻の清美さん、5男5女の子供。
長女の綾音ちゃんは、熊本地震があった2年前は、益城町立木山中学校2年、次女の沙彩ちゃんは益城中央小学校の6年生でした。
なので現在、長女の綾音ちゃんは高校を卒業し、次女の沙彩ちゃんは中学を卒業していることになります。
ただ、長女が大学に行っているかは不明で、もし行っていたとしても、どこの大学なのかは分かりません。
次女の沙彩ちゃんも中学を卒業していますが、仮設住宅の場所を考えると、長女が通っていた高校に通っているとは限らないのです。
ちなみに尾崎家の家族の名前ですが、分かっているのは以下の通りです。
・父親ー善隆さん
・母親ー清美さん
・長女ー綾音ちゃん
・次女ー沙彩ちゃん
・尾崎善音くん
・美音ちゃん
・隆音くん
・絢音ちゃん
・優音ちゃん
・三男ー未来くん
・四男ー?
・5男ー?
大家族 尾崎家の父親の職業
大家族の尾崎家は全国的に知られていませんが、地元では「益城町のビッグダディ」と呼ばれるほど知名度は高いそうです。
そんな大所帯を父親の善隆さんが養っているのですが、いったい何の職業に就いているのか調べてみました。
すると、会社員ということが判明したのですが、どこの会社に勤めているかまでは分かりませんでした。
ただ、やはり生活はギリギリ。
子供手当てが支給されても、生活費で消えていくそうです。
現在、母親の清美さんも子育てで働いてないとなると、よりいっそうギリギリの生活。
おまけに引っ越すとなると、お金がかかって仕方がないと思います。