ディズニーアニメ映画「ベイマックス」の舞台は、東京とサンフランシスコを融合した架空都市『サンフランソウキョウ』。
人々の心とカラダをケアするために開発されたロボット“ベイマックス”と、最愛の兄を失い、心に深い傷を負った天才少年ヒロ・ハマダとの絆を描いた感動アドベンチャーです。
そんなベイマックスの日本語吹き替え版では、菅野美穂と小泉孝太郎がキャスト出演。
菅野美穂が演じているのは、亡き両親に代わり甥っ子のヒロとタダシを育てるキャスおばさん役。
小泉孝太郎はヒロの兄で、科学者としても道しるべとなる兄・タダシ役です。
声優デビューとなった2人でしたが、映画を見たファンの評判は「思っていたより下手だった!」と、想像していたものとのギャップに戸惑いを隠せなかったようです。
ちなみに、ベイマックスの原作はアメコミ「BIG HERO6」。
映画の方ではディズニーとマーベルとの調和がいい意味で、ファンの心をとらえたようです。
ベイマックスの日本語吹き替え声優
映画「ベイマックス」の日本語吹き替え声優を務めるのは、本作で声優デビューとなった菅野美穂と小泉孝太郎。
菅野美穂はヒロと兄・タダシを育てるキャスおばさん役を演じましたが、一行のせりふを30回やり直したこともあったといいます。
ですが、ディズニーファンだったらしく、「これまで見る側だったディズニー映画に声優として出演させていただいて光栄です」と大喜びしていたそうです。
一方、小泉孝太郎はヒロの兄で、科学者としても道しるべとなる兄・タダシ役を演じました。
兄と弟がいる小泉孝太郎は、「タダシとヒロの関係性っていうのはよくわかる」、「兄が弟を思う気持ち、弟が兄を思う気持ち、こういう感覚ってあったよな」と、男同士のあの感覚が初めての声優で役立ったと語っています。
こういった気持ちは、実生活で自分が経験してきたことを活かせたので、随分と救われた部分があったようです。
■ベイマックスー川島得愛
■ヒロ・ハマダー 本城雄太郎
■タダシ・ハマダー小泉孝太郎
■キャスー 菅野美穂
■フレッドー新田英人
■フレッドの父親ー大木民夫
■ゴー・ゴー ー浅野真澄
■ワサビー武田幸史
■ハニー・レモンー山根舞
■ロバート・キャラハン教授ー金田明夫
■アリステア・クレイー森田順平
■将軍ー中田譲治
■アビゲイル・キャラハンー植竹香菜
■ニュースキャスター ーあべそういち
■警察官ー坂口候一
■Mr.ヤマー立木文彦
■女ボスー甲斐田裕子
■ヒースクリフーこねり翔
ベイマックスの吹き替え声優が下手
ベイマックスの日本語吹き替えで、声優デビューとなった菅野美穂と小泉孝太郎。
やはり初めてだっただけに、「なぜ声優に下手な芸能人を起用する?」と酷評を受けています。
1.吹き替えの違和感が生む感動の薄れ
ベイマックスの日本語吹き替え版で、タダシ・ハマダー役の小泉孝太郎とキャスー役の菅野美穂の演技に違和感を覚えた方も多いでしょう。
この違和感は、映画の感動的なシーンでの感情移入を妨げる要因となりました。
特に、小泉孝太郎のタダシは優しさが伝わりにくく、菅野美穂のキャスーは母性的な温かさに欠ける部分がありました。
2.声優選びの失敗?キャラクターの魅力に影響
小泉孝太郎のタダシ役は、キャラクターの持つ暖かさや信頼感をうまく表現できておらず、観客に不自然さを感じさせました。
また、菅野美穂のキャスー役も、キャラクターの母性的な魅力が損なわれているように感じます。
これにより、キャラクターたちの魅力が半減してしまいました。
3. 英語版との比較で見る吹き替えの課題
英語版のタダシとキャスーの声は、キャラクターの感情を的確に表現しており、観客に深い感動を与えています。
小泉孝太郎と菅野美穂の演技と比較すると、その違いは明らかでしょう。
特に、感情の起伏が英語版の方が自然で、心に響く演技となっています。
4.吹き替えの賛否両論
ネット上では、小泉孝太郎と菅野美穂の吹き替えに対する評価が分かれています。
一部のファンは、「声がキャラクターに合っていない」と感じ、特に感動的なシーンでの違和感を指摘しています。
一方で、俳優としての知名度から、2人の起用を評価する意見も見られますが、多くの人が「もっと適任な声優がいたのでは」と感じています。
ベイマックスの原作
ベイマックスは、ケアするために開発されたロボットと少年の友情を描いたストーリーになっていますが、アメリカの原作「BIG HERO6」は完全なヒーローもの。
映画の主軸となるのは、BIG HERO6のアクション部分と、これに「ベイマックスとの交流」を混ぜあわせたエンタテインメントが評判になりました。
映画自体は、舞台もSF日本だし、見ればすぐに日本人好みのヒーローアクション映画なのがわかります。
原作のBIG HERO6のイメージを表に出せば、まず売れなかったと思いますが、ベイマックスがヒロに抱きついている様子などのギャップに、ファンからは「いい意味で裏切られた」と評判になっているのです。
ベイマックスの曲
ベイマックスの日本版エンディング曲は、AIの大ヒット・ナンバー「Story」の英語バージョンが起用されていることでも話題となりました。
歌詞にある「1人じゃないから~私がキミを守るから~あなたの笑う顔が見たいと想うから」と歌うこの曲は、まさにベイマックスがヒロに語りかけているかのよう。
この曲を聴いたディズニー側のリクエストで、見事エンディング曲に抜擢されたのだとか。
しかもこの曲は、未発表の英語バージョンが起用されたというのは必然だったといいます。
AIは起用されることが決まったことについて、このようなコメントを残しています。
「ディズニー映画は小さい時から大好きだったので、自分の曲が決まった時、うれしすぎました!『Story』ってところがまたピッタリだし、しかも今まで世に出てない英語バージョンで。本当にうれしいです!」。