☆この記事はこのような人におすすめです。
・ジブリ映画「風の谷のナウシカ」のアスベル役を務めている声優が誰なのかを知りたい。
・映画「風の谷のナウシカ」に出てくるクシャナの名前の由来を知りたい。
・原作の「風の谷のナウシカ」と映画の違いを知りたい。
・本編のあらすじを知りたい。
宮崎駿監督が手がけた「風の谷のナウシカ」は、ジブリが設立されるきっかけとなった作品で、原作は宮崎駿監督の同名漫画。
また、映画としての「風の谷のナウシカ」は1984年に公開されています。
そんな「風の谷のナウシカ」の声優には、ヒロインのナウシカ役を島本須美。
工房都市ペジテの王子・アスベル役を松田洋治、トルメキア帝国の第4皇女・クシャナ役を榊原良子が務めています。
なお、映画版の「風の谷のナウシカ」は今でも人気があり、これまで数多くテレビで放送。
しかし、原作7巻の2巻位までを劇場用にアレンジしているので、原作を知らなければ少しわかりにくいです。
そこで今回は、アニメ映画「風の谷のナウシカ」のあらすじや、原作との違いなどについてまとめてみました。
ナウシカのアスベル(ペジテ)の声優
大人気作品の「風の谷のナウシカ」ですが、1984年の劇場公開当初はお客が入りませんでした。
人気が出たのは翌年のテレビ放送後で、今となっては他の作品をしりぞけて一番多く放送されています。
そんな「風の谷のナウシカ」の声優を務めるのは、島本須美、松田洋治といった人気声優が勢ぞろい。
島本須美は本作品以外にも、名探偵コナンの母親・工藤有希子役や、めぞん一刻の音無響子役などの人気キャラを務めています。
また、本作品ではヒロインのナウシカ役を演じていますが、きっかけは宮崎監督作品「カリオストロの城」でした。
島本須美は「カリオストロの城」のクラリス役を担当していた際、宮崎監督に気に入られて「風の谷のナウシカ」のナウシカ役に抜擢されたと言われています。
それにナウシカの透き通るような声は、本人の地声だとか。
劇中でナウシカが残した数々の名言セリフは当時、話題になったりもしたのです。
そして、俳優でありながら声優もこなす松田洋治の演技には、定評があります。
ペジテのアスベル役を務める松田洋治は、もともと劇団ひまわりに所属していた子役上がり。
子役時代は、「仮面ライダーV3」や「太陽にほえろ」などに単発出演した後、「仮面ライダーアマゾン」ではレギュラーとして出演。
そして、俳優として転機を迎えたのが、長渕剛主演のドラマ「家族ゲーム」です。
「家族ゲーム」では、高校受験を控える次男役を演じ、注目を集めると、同年のNHK連続テレビ小説「おしん」に出演。
その後も俳優として、数々のドラマや映画、舞台に出演しています。
また、声優としては、本作品のアスベル役以外にも「もののけ姫」でアシタカ役を担当。
最終的にアスベルはナウシカと結婚するのか気になりますが、どうなるかは後ほど説明したいと思います。
・ナウシカ-島本須美
・アスベル-松田洋治
・クシャナ-榊原良子
・クロトワ-家弓家正
・ジル-辻村真人
・ペジテ市長-寺田誠
・ラステルの母-坪井章子
・大ババ-京田尚子
・ユパ-納谷悟朗
・ミト-永井一郎
・ゴル-宮内幸平
・ギックリ-八奈見乗児
・ニガ-矢田稔
・ラステル-冨永みーな
・トルメキア兵-野村信次
・トルメキア兵-大塚芳忠
・トエト/少女C-吉田理保子
・少女A-菅谷政子
・少女B-貴家堂子
・少年A-坂本千夏
・少年B-TARAKO
・少年-鮎原久子
・コマンドA-水鳥鉄夫
・ペジテ市民-中村武己
・ペジテの少女-太田貴子
・ペジテ市民-島田敏
ナウシカのクシャナの名前はアナグラムだった?
映画「風の谷のナウシカ」に登場する巨神兵は、旧世界の人々の「神の兵士」。
つまり、巨大な神兵というのが名前の由来だと言われています。
なお、原作「風の谷のナウシカ」の登場人物・巨神兵の名前は「オーマ」です。
そして、本作品のもうひとりの主人公とも言える人物・クシャナですが、原作にも登場。
クシャナの部隊はほとんどが壊滅してしまい、その後はナウシカとしばらく行動を共にします。
また名前の由来は諸説あるということで調べてみました。
一つは、トルメキア王国皇女・クシャナは、実在した中央アジア・北インドのクシャーナ王朝から付けられたという説。
もう一つはナウシカ(NAUSICAA)の綴りを入れ替えた(アナグラム)「CUSIANAA」という説です。
このアナグラムというのは、ある言語から構成している文字の入替えによって、異なる意味をもつ語をつくる言葉遊びのこと。
日本語ならカナでアナグラムを行うことが多いのですが、NAUSICAAのようにローマ字で行うこともあるため、バリエーションが豊富です。
ナウシカ 原作との違いは?
「風の谷のナウシカ」は1000年前の戦いによって、大地や水や空気が汚染され、科学文明が崩壊してしまった世界の話を描いた作品です。
あらすじとしては、トルメキアとペジテが巨神兵の卵の取り合いで戦争になり、その際、巨神兵の卵を運んだトルメキアの船が風の谷に墜落。
すると農耕を生業とし穏やかに生活していた風の谷は、戦争に巻き込まれ、トルメキアのクシャナに侵略されます。
その後ペジテは、巨神兵を取り返すために王蟲の群れを暴走させます。
そこでクシャナは巨神兵の力で王蟲の群れを止めようとしますが、再生が不完全だったため崩壊。
最後はナウシカが王蟲の群れを止めて、物語は終わります。
そして、結末として気になるナウシカとアスベルの結婚についてですが、結論を言うと2人は結婚しません。
原作との違いですが、原作のアスベルはドルク帝国の女の子・ケチャと仲良くなり、結婚する雰囲気になっています。
ナウシカは生涯独身で、原作ではアスベルはクシャナたちといっしょにもっと腐海の成り立ちに関わる深層に迫り、活躍します。
ちなみに原作での巨神兵ですが、この時点ではまだ出てきません。
映画版ナウシカに出てくる巨神兵は最強で、デザインを担当していたのはエヴァンゲリオンの監督・庵野秀明。
言われてみれば、デザインがよく似てるのがわかります。
かつて人類は自然を征服し繁栄をきわめたが、「火の7日間」と呼ばれる大戦争で産業文明は壊滅した。
それからおよそ千年、わずかに生き残った人類は巨大な蟲類が棲み、有毒な瘴気を発する菌類の広大な森・腐海に征服されようとしていた。
腐海のほとりに、海からの風によって瘴気から守られている小国・風の谷があった。
その族長ジルの娘ナウシカはメーヴェにのって鳥のように飛び、人々の嫌う巨大な蟲・王蟲と心をかよわせる自然との不思議な親和力を持っていた。
ある夜、風の谷に巨大な輸送機が墜落し、翌日巨大な血管のかたまりのようなものが発見された。
それは、「火の7日間」で世界を焼き尽くしたという兵器・巨神兵だった。
ペジテ市の地下から掘り出され、それを奪い取った世界統一の野望を持つトルメキア王国が、輸送中墜落したのである。
墜落を知ったトルメキアの皇女クシャナは、大編隊を風の谷に送り込んで来、ジルを殺しナウシカを人質として連れ去った。
トルメキアの船はペジテのアスベルに襲われる。
ナウシカは腐海に落ちたアスベルを救出し、腐海の秘密を知った。
腐海の樹々は汚染された世界を浄化するために大地の毒を自らに取り込み、きれいな結晶にかえて砂となっていた。
蟲たちは自然を破壊するものから森を守っていたのだ。
ペジテに戻ったナウシカとアスベルは、市長から風の谷のトルメキア群を壊滅させるため、蟲を使って襲わせようという計画を聞いた。
ナウシカはアスベルの母に助けられ、捕われた船からメーヴェに乗って脱出した。
一方、風の谷では村人が一斉に蜂起を始めていた。
風の谷に向かうナウシカは怒りで目を真紅に輝かせてばく進する王蟲の大群を見る。
群れの向かっている方向には一機の飛行ガメが浮かび、それは瀕死の王蟲の子をぶら下げていた。
ペジテの計画とはこのことだったのだ。
王蟲の暴走を知った風の谷の人々は大パニックに陥り、クシャナは巨神兵を使うことを決意する。
だが、時期が早すぎたため少しの力をだした後、くずれ去ってしまった。
ナウシカは武器も持たずに攻撃されながら飛行ガメの中へ飛び込んで行った。
その衝撃で飛行ガメは落下し、ナウシカは酸の湖の中へ入ってしまおうとする王蟲の子を身を挺して止めた。
赤かった王蟲の子の目が青に変わった。
ナウシカは王蟲の子と共に、王蟲の大群の眼前に降り立った。
あっという間に、王蟲の群れはナウシカの身体をも包み込んでしまったが、靄が晴れた後、青い目の王蟲の群れの真中に彼女は横たわっていた。
王蟲の中の一体がナウシカの遺体の下に触毛をまわして持ち上げた。あたりが光り輝き、奇跡が起こった。
ナウシカがゆっくりと目をさました。
引用元:movie.walker